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2024年にスタートした新NISAも2年目を迎えました。「周りがやっているから始めたけれど、このままでいいのか不安」「2025年こそ始めたいけど、何を選ぶのが正解なの?」といった声がますます増えています。
2025年後半は、米国の金融政策の動向や世界的な景気の先行きなど、市場の不確実性も指摘されています。しかし、このような状況だからこそ、非課税メリットを最大限に活かせる新NISAの重要性は増しているのです。年間最大360万円の非課税投資枠を賢く活用し、将来の資産を築くための第一歩を踏み出しましょう。
NISAは、投資で得られた利益(株式や投資信託などの値上がりで得られた売却益、配当金や分配金)に対して、税金がかからない(非課税となる)制度です。通常は、投資で得られた利益には、約20%の税金がかかりますが、NISAは一定の金額の範囲内で購入した、株式や投資信託から得られた利益が非課税となります。
NISAには「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2種類があり、それぞれ投資できる商品が異なります。
| NISA(ニーサ) | ||
|---|---|---|
| つみたて投資枠 | 成長投資枠 | |
| 加入対象 | 日本在住の18歳以上 | |
| 税制上のメリット | 運用益が非課税 | |
| 枠の併用 | 併用可 | |
| 年間投資上限額 | 120万円 | 240万円 |
| 非課税保有限度額 | 1,800万円(成長投資枠は1,200万円まで) | |
| 非課税保有期間 | 無期限 | |
| 投資対象商品 | 長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託 | 一定の国内外の上場株式・ETF・投資信託など |
| 購入方法 | 積立のみ | スポット・積立 |
この記事では、数ある金融商品の中から2025年後半の市場環境を踏まえて本当に検討すべき投資信託を厳選。さらに、あなたの年齢やリスク許容度に合わせた具体的なポートフォリオの組み方まで、図解を交えて徹底的に解説します。この記事を読めば、漠然とした不安が解消され、自信を持って新NISAでの資産形成をスタートできるはずです。
【本記事で解ること】
NISAについて詳しく知りたい人はこちら
2025年後半の投資戦略を立てる上で、現在の世界経済の動向を理解しておくことは不可欠です。特に注目すべきは米国の金利動向です。長らく続いた利上げ局面が終わり、市場では利下げへの期待が高まっていますが、その時期やペースは依然として不透明です。利下げが始まれば、一般的に株式市場には追い風となりますが、金利に敏感なハイテク株や成長株の動向には特に注意が必要です。
一方、日本では日銀がマイナス金利を解除し、金融政策の正常化へと舵を切りました。今後の追加利上げの可能性は、円相場にも大きく影響します。円高が進めば、米国株など海外資産に投資する投資信託のリターンが目減りする可能性も考慮に入れる必要があります。
このような不確実な時代だからこそ、特定の国や資産に集中投資するのではなく、全世界の株式に分散投資する「全世界株式」のようなファンドの安定性が際立ちます。また、どのような相場環境でもコツコツと積み立てを続ける「ドルコスト平均法」の有効性が改めて見直されています。
新NISAで資産形成を成功させるためには、投資信託の基本 を理解することが不可欠です。ここでは、インデックスファンドとアクティブファンドの違い、投資信託を選ぶ際のポイント、そしてポートフォリオの重要性について解説します。
インデックスファンドは、特定の市場の動きを示す指数(インデックス)に連動するように設計された投資信託です。低コストで分散投資ができる点が大きなメリットです。例えば、S&P500に連動するインデックスファンドであれば、米国の代表的な500社にまとめて投資できますし、全世界株式に連動するファンドであれば、世界中の株式市場に分散投資が可能です。
インデックスファンドは、市場平均並みのリターンを目指すため、安定的な資産形成を望む投資初心者の方に特におすすめです。また、信託報酬が低い傾向があり、長期投資に適しています。
一方、アクティブファンドは、ファンドマネージャーが独自の分析に基づいて投資銘柄を選定し、市場平均(インデックス)を上回るリターンを目指す投資信託です。インデックスファンドよりも高いリターンが期待できる反面、信託報酬が高い傾向にあります。
例えば、「One割安日本株ファンド」のようなアクティブファンドは、特定のテーマや戦略に基づいて銘柄を選定し、市場のトレンドを捉えることで、高いリターンを目指します。ただし、アクティブファンドの運用成績は、ファンドマネージャーの能力や市場環境に左右されるため、インデックスファンドよりもリスクが高いと言えます。
投資信託を選ぶ際には、以下の4つの条件を考慮することが重要です。
NISA口座を利用する場合、多くの金融機関で投資信託の購入時手数料は無料(ノーロード) になっています。これは、NISA制度が投資を促進するために設けられた優遇措置の一つです。特にSBI証券や楽天証券などのネット証券では、ほぼ全ての投資信託の購入手数料が0円に設定されているため、この条件は自動的に満たされると考えて良いでしょう。
また、NISA口座で購入できる投資信託は、信託報酬が低いインデックスファンドが中心です。特に「eMAXIS Slim」シリーズのように、業界最低水準の運用コストを目指し続けるファンドは、NISA口座での投資に適しています。
したがって、NISA口座を利用する場合には、「1. 購入時手数料(ノーロード)が0円であること」と「2. 信託報酬が最低水準のインデックスファンドであること」という条件は、多くの場合、自動的に満たされる と考えて良いでしょう。しかし、念のため、投資信託を選ぶ際には、各金融機関のウェブサイトで手数料や信託報酬を確認することを推奨します。
NISA口座を利用する際は、これらの条件を踏まえ、運用実績、分散投資の観点からも商品を選ぶようにしましょう。
ポートフォリオとは、株式、債券、不動産など、複数の資産を組み合わせた投資配分のことです。リスクを分散するために、複数の資産を組み合わせることは非常に重要です。
自身の投資目標やリスク許容度に合わせてポートフォリオを組むことで、安定的な資産形成を目指すことができます。例えば、リスクを抑えたい場合は、債券の割合を増やし、積極的にリターンを狙いたい場合は、株式の割合を増やすといった調整が可能です。
2025年の新NISAでどの投資信託を選ぶべきか、迷っている方も多いのではないでしょうか。ここでは、数ある商品の中からやみくもに選ぶのではなく、資産形成の土台となる「コア(中核)」と、より高いリターンを狙う「サテライト(衛星)」に分けて考える「コア・サテライト戦略」をおすすめします。まずは、あなたの資産の大部分を占めることになる「コア」の選び方から見ていきましょう。
コアとして選ぶべきは、手数料が安く、広範囲に分散されたインデックスファンドです。その最有力候補が、「全世界株式インデックスファンド」と「S&P500インデックスファンド」です。
「結局、全世界株式とS&P500はどっちがいいの?」
これは、多くの初心者が最初にぶつかる最大の疑問です。どちらも優れた投資先ですが、その特徴は異なります。
全世界株式は、1本で世界中の株式に投資でき、株式という資産の中では、手軽に実現できる最も広範なグローバル分散投資の手法と言えます。その名の通り米国だけでなく欧州、日本、成長著しい新興国まで約50ヵ国の企業を投資対象としています。一方、S&P500は、過去数十年にわたり世界経済を牽引してきた米国経済の成長力を、集中的に享受できる魅力があります。
「将来どの国が成長するかは予測せず、世界経済全体の成長に乗っていきたいなら全世界株式」、「米国の成長が続くと信じ、高いリターンを狙うならS&P500」が、2025年時点でのシンプルな答えです。もし迷うのであれば、より広く分散されている全世界株式を選んでおけば、大きな失敗はしにくいでしょう。
S&P500 vs 全世界株式 比較
| 比較項目 | S&P500連動ファンド | 全世界株式連動ファンド |
| 投資対象 | 米国の主要な約500社 | 全世界の主要な約3,000社 (代表例) |
| 特徴 | 米国経済の成長に集中投資 | 1本で世界中の株式に分散投資 |
| メリット | より高いリターンが期待できる | 手軽にグローバルな地域分散が可能 |
| デメリット | 米国経済への依存度が高い | リターンがS&P500に劣後する可能性 |
| こんな人へ | 米国の成長力を信じる人 | どこが成長するか予測せず丸ごと投資したい人 |
「全世界株式」や「S&P500」と一言で言っても、複数の運用会社から同じ指数に連動するファンドが提供されています。ここで重要になるのが「信託報酬(運用管理費用)」と「純資産総額」です。
信託報酬は、ファンドを保有している間ずっと払い続けるコストであり、0.1%未満が一つの目安です。わずかな差に見えても、10年、20年と長期で運用するとリターンに大きな影響を与えます。 純資産総額は、そのファンドにどれだけのお金が集まっているかを示す指標で、大きいほど安定した運用が期待でき、人気と信頼の証とも言えます。
以下の表で、代表的な低コストファンドを比較してみましょう。
主要インデックスファンド徹底比較表
| ファンド名 | 投資対象 | 信託報酬 (年率) | 純資産総額 |
| eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | S&P500 | 0.09372% | 約4兆8,800億円 |
| SBI・V・S&P500 | S&P500 | 0.09380% | 約1兆8,500億円 |
| eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 全世界株式 | 0.05775% | 約3兆8,600億円 |
| たわらノーロード 全世界株式 | 全世界株式 | 0.11330% | 約770億円 |
| iFreeNEXT NASDAQ100 | NASDAQ100 | 0.49500% | 約1,280億円 |
※信託報酬、純資産総額は2025年7月15日時点の概算値です。最新情報は必ず各公式サイトでご確認ください。
この表からわかること
信託報酬では「eMAXIS Slim」シリーズが業界最低水準を牽引しており、特に「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」のコストの低さは際立っています。純資産総額では「eMAXIS Slim」の2ファンドが群を抜いており、多くの投資家から資金が集まっていることがわかります。これらのファンドから選んでおけば、コスト面で大きく損をすることはないでしょう。
コアとなる投資信託を決めたら、次に投資額の10%~20%程度の範囲で、より高い成長が期待できる「サテライト」部分の検討に入ります。これらはコア部分よりリスクが高くなるため、ご自身の興味やリスク許容度に合わせて選びましょう。
これらのサテライト商品は、それぞれに異なる魅力がありますが、コアとなるインデックスファンドに比べて値動きが大きいものがほとんどです。新NISAの非課税メリットを最大限に活かすためにも、まずはS&P500か全世界株式で資産の土台をしっかりと築き、その上で余裕資金があれば、ご自身のポートフォリオのスパイスとしてこれらの商品を検討してみてください。
「自分に合ったポートフォリオの作り方がわからない」という悩みは、多くの投資初心者が抱えるものです。ここでは、投資スタイルが異なる3人のペルソナ(人物像)を設定し、以下の7本の投資信託を軸に具体的なポートフォリオ(資産配分)の実践例をシミュレーションします。ご自身の年齢や考え方に最も近いケースを参考に、自分だけの運用戦略を組み立ててみましょう。
| 分類 | ファンド名 | 選定理由 |
| コア | eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 1本で世界中に分散投資できる王道ファンド |
| コア | eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 世界経済を牽引する米国の成長に集中投資できる |
| サテライト | iFreeNEXT NASDAQ100インデックス | 米国のハイテク企業に、より積極的に投資したい方向け |
| サテライト | iFree JPXプライム150 | 「日本の稼ぐ力」を持つ優良企業に投資したい方向け |
| サテライト | iTrustインド株式 | 今後の高い成長が期待される新興国の代表格 |
| サテライト | SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド | 値上がり益だけでなく安定した分配金を重視したい方向け |
| サテライト | eMAXIS Slim 先進国債券インデックス | 株式と違う値動きで資産を守る「守備役」として |
解説:王道のシンプル戦略
このプランの目的は、まず「投資を長く続ける習慣」を身につけることです。焦って非課税枠をすべて埋める必要はありません。「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」は、1本で世界中の株式に分散投資できるため、これを選ぶだけで手間なくグローバルな分散投資が完了します。管理が非常に楽なので、仕事が忙しい方や、投資に時間をかけたくない方に最適な、シンプルかつ王道の戦略です。
30代・堅実派のポートフォリオ(例)

| 資産クラス | 具体的な商品名 | 投資枠 | 投資比率 |
|---|---|---|---|
| 全世界株式 | eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | つみたて投資枠 | 100% |
解説:時間を武器にする成長戦略
20代の最大の強みは「時間」です。コア(中核)資産は、全世界株式よりも米国の成長に集中する「S&P500」でリターンを追求。さらにサテライト(+α)として、ボーナス資金を成長投資枠で「FANG+」へ投資します。FANG+は大きな成長が期待できる半面、リスクも非常に高いですが、運用期間が長ければ短期的な下落も将来の成長の糧と捉えることができます。若さを武器に、将来の資産を大きく育てることを目指す積極的なプランです。
20代・積極派のポートフォリオ(例)

| 資産クラス | 具体的な商品名 | 投資枠 | 投資比率 |
|---|---|---|---|
| 米国株式 | eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | つみたて投資枠 | 60% |
| ハイテク集中株 | iFreeNEXT NASDAQ100インデックス | 成長投資枠 | 20% |
| インド株式 | iTrustインド株式 | 成長投資枠 | 20% |
解説:分散で守るバランス戦略
40代からは「守り」の視点も重要になります。このプランでは、つみたて投資枠に「債券」を組み入れているのがポイントです。株式と債券は異なる値動きをする傾向があるため、株式市場が暴落した際に資産全体の減少幅を和らげる「クッション」の役割を果たします。 成長投資枠では、日本の優良企業(JPXプライム150)で成長を狙いつつ、米国の高配当株ファンドで安定した分配金収入を確保。値上がり益と配当収入の両方を狙う、攻守のバランスが取れた戦略です。
40代・バランス派のポートフォリオ(例)

| 資産クラス | 具体的な商品名 | 投資枠 | 投資比率 |
|---|---|---|---|
| 全世界株式 | eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | つみたて投資枠 | 約47% |
| 先進国債券 | eMAXIS Slim 先進国債券インデックス | つみたて投資枠 | 約20% |
| 日本株式 | iFree JPXプライム150 | 成長投資枠 | 約16.5% |
| 米国高配当株 | SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド | 成長投資枠 | 約16.5% |
ご自身の リスク許容度に合わせて、投資配分を調整 することが重要です。
インデックスファンド中心のポートフォリオ を推奨します。具体的には、S&P500、全世界株式、先進国株式などの低コストで分散投資が可能なファンドを中心に構成します。
また、債券ファンド をポートフォリオに組み入れることで、リスクをさらに抑えることができます。例えば、国内債券インデックスファンドや先進国債券インデックスファンドなどが考えられます。
成長株やアクティブファンドを組み合わせたポートフォリオ を検討しましょう。ナスダック100、FANG+、AI関連、インド株式などの、より高いリターンが期待できるファンドをポートフォリオに組み込むことができます。
ただし、これらのファンドは価格変動リスクも高くなる ため、注意が必要です。
また、日本株のアクティブファンド をポートフォリオに組み込むことで、インデックスを上回る成果を目指すこともできます。
年代によって、投資戦略も変化させる必要があります。
ある程度、リスクを取った積極的な投資も視野に入れましょう。長期的な資産形成 を目指し、成長性の高い株式や新興国株式などをポートフォリオに組み入れることを検討しましょう。
また、積立投資 を活用し、時間を味方につけた運用を心がけましょう。
安定性を重視したポートフォリオ を推奨します。インデックスファンドを中心に 、債券やREITなどのリスクを抑えた資産を組み合わせることを検討しましょう。
また、高配当株 をポートフォリオに組み入れることで、安定的な収入を確保することもできます。
新NISAでは、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つの投資枠をどのように使い分けるかが重要です。
インデックスファンドの積立投資 に適しています。毎月コツコツと積立 を行うことで、時間分散効果が期待できます。
一定の要件を満たした投資信託 などが対象となります。
アクティブファンドや 個別株への投資に適しています。より高いリターンを目指す ことができる一方で、リスクも高くなるため、注意が必要です。
上場株式、投資信託、ETF などが対象となります。
つみたて投資枠でインデックス投資信託を買っている人は、成長投資枠で“上乗せ”としてアクティブ投資信託を買うのも手 です。
新NISAを活用する上で、以下の点に注意しましょう。
新NISAの非課税保有限度額は、年間360万円(つみたて投資枠120万円、成長投資枠240万円)、生涯で1,800万円(成長投資枠1,200万円)ですが、焦って非課税投資枠を使い切る必要はありません。
ご自身のペースで、無理なく投資を継続すること が重要です。
NISAは、投資によって得た利益が非課税になるというメリットがあるので、投資を始めること自体を優先しましょう。
投資は短期的な値動きに左右されず、長期的な視点で取り組むことが大切です。特にインデックスファンドは、長期保有することで複利効果を期待できます。
一つの資産に集中投資するのではなく、複数の資産クラスや地域に分散投資することで、リスクを低減できます例えば、株式だけでなく、債券やREITなども組み合わせてポートフォリオを構築しましょう。
無理のない範囲で始めることが最も重要です。ネット証券なら月々1,000円や1万円といった少額からでも始められます。まずは「続けること」を目標に、ご自身の家計と相談して金額を決めましょう。
慌てて売却しないことが鉄則です。新NISAは長期投資が前提の制度です。むしろ、価格が下がった時こそ「安く買えるチャンス」と捉え、冷静に積立を継続することが、将来の大きなリターンに繋がります。
新NISAの最大のメリットは「非課税で運用できること」です。利益が出てもすぐに売却せず、複利の効果を最大限に活かすために、できるだけ長く運用を続けることをおすすめします。非課税保有限度額(1,800万円)の再利用も可能なので、ライフイベントに合わせて必要な分だけ売却を検討しましょう。
2025年の新NISAについて、具体的な投資信託の選び方から、年代・目的別のポートフォリオ戦略まで解説してきました。多くの情報に触れて「かえって迷ってしまった」と感じるかもしれませんが、大切なポイントは非常にシンプルです。
この記事で一貫してお伝えしてきたのは、「コア・サテライト戦略」という考え方です。まずは資産形成の土台となる「コア」を決め、そこにご自身の考えに合った「サテライト」を組み合わせるだけで、あなただけの投資戦略が完成します。
すべての始まりは、あなたの資産の大部分を占めることになる「コア」の投資信託を選ぶことです。選択肢は事実上、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」か「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の2つです。世界経済全体に賭けるか、米国経済の成長に集中するか。この究極の選択をご自身で決めることが、投資家としての最も重要な第一歩となります。
コアが決まれば、あとはご自身の状況をこの記事で紹介した3つのポートフォリオ例と照らし合わせるだけです。
完璧な知識を身につけてから始めようとすると、いつまで経ってもスタートは切れません。新NISAの最大のメリットは、「少額からでも始められ、長く続けることで複利の効果が最大限に活かせる」点にあります。
年間360万円という非課税投資枠の大きさに圧倒される必要はありません。まずは月々1,000円、5,000円でもいいのです。大切なのは、将来の自分のために「最初の一歩」を踏み出し、投資を習慣にすること。それこそが、将来の経済的な安心を手に入れるための最も確実な道筋です。
この記事が、あなたの新NISAデビューのきっかけとなれば幸いです。
NISAについて詳しく知りたい人はこちら
※本記事の内容は、執筆時2025年7月のものです。最新情報は各機関や企業の公式サイトをご確認ください。
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