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【NISAでいくらになる?】3万円・5万円の積立シミュレーション!年代・目的別に未来の資産がわかる

積立シミュレーション

「新NISA、始めてみたいけど、毎月コツコツ積み立てて本当に意味があるの?」 「銀行預金と比べて、将来どれくらい違うんだろう?」

NISAという言葉は知っていても、その本当の実力を具体的にイメージできている方は少ないかもしれません。

もし、簡単な計算であなたの10年後、20年後の資産額が予測できるとしたら、知りたくありませんか?

このコンテンツでは、NISAを活用した資産運用のシミュレーションを、年代別の目的や金額ごとに、誰にでも分かるように解説します。

「もし、あの時始めていれば…」と後悔する前に、まずはシミュレーションであなたの輝く未来を覗いてみましょう。難しい計算は一切不要です。このコンテンツを読み終える頃には、NISAが持つ可能性を実感し、明日から何をすべきかが明確になっているはずです。

そもそもNISAって何?という方はこちら

NISA制度の基本について、まずはこちらの記事でご確認ください。

シミュレーションの前に!資産を増やす「3つの魔法」

シミュレーションの結果を正しく理解するために、資産運用における3つの重要な要素、言わば「魔法の公式」を覚えておきましょう。あなたの未来の資産額は、この3つの要素の掛け算で決まります。

  1. 毎月の「積立額」
    投資の元手となるお金です。当然ですが、毎月の積立額が大きいほど、将来の資産も大きくなる可能性があります。
  2. 運用の「利回り(年率)」
    「利回り」とは、投資した元本に対して1年間でどれだけの利益が生まれたかを示す割合のこと。これが、お金が増えるスピードを決めます。例えば100万円を利回り5%で運用できれば、1年後には105万円になる計算です。
  3. 続ける「期間」(複利の効果)
    時間を味方につける、資産運用で最も強力な魔法が「複利」です。複利とは、運用で得た利益を元本にプラスして再投資することで、利益がさらに利益を生む仕組みのこと。坂道を転がる雪だるまのように、期間が長ければ長いほど、資産は加速度的に増えていきます。

シミュレーションで使う「利回り」の根拠は?

このコンテンツのシミュレーションでは、以下の3つの利回りを想定して計算します。ご自身の目標やリスク許容度に合わせて参考にしてください。

  • 安定の3%
    日本の年金(約100兆円)を運用するGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が、2001年度の市場運用開始以来達成してきた平均リターンは年率+4.35%(※)です。これを参考に、手堅く安定的な運用を目指す場合の目安とします。
  • 標準の5%
    NISAで人気の「eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)」などが連動を目指す指数「MSCI ACWI」の過去30年の平均リターンは年率約8%(ドルベース)でした。インフレや為替を考慮し、世界経済の平均的な成長を目指す場合の標準的な目安とします。
  • 期待の7%
    「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」が連動を目指す米国S&P500指数の過去30年の平均リターンは年率約10%(ドルベース)でした。より積極的な運用で高いリターンを目指す場合の期待値として設定します。

※出典:年金積立金管理運用独立行政法人「2023年度の運用状況」

ライフプランから考えるNISAシミュレーション

多くの人がNISAを始めるきっかけとなる、具体的なライフイベントから必要な積立額を逆算してみましょう。

※すべて利回り5%で計算
※シミュレーションは手数料・税金を考慮しておらず、将来の運用成果を保証するものではありません。

目的①:ゆとりある「老後資金2,000万円」を準備したい

老後資金は、準備期間をどれだけ長く確保できるかが鍵となります。同じ2,000万円というゴールでも、スタートが10年違うと、月々の負担や最終的な成果に大きな差が生まれます。

比較ポイント35歳スタート(25年計画)45歳スタート(15年計画)
毎月の積立額4万円7.5万円
自分で貯めるお金(元本)1,200万円1,350万円
複利で増えるお金(運用収益)1,182万円655万円
最終的な資産合計2,382万円2,005万円

【この比較からわかること】
スタートが10年早いだけで、月々の積立額は3.5万円も少なく、自分で用意するお金(元本)も150万円少なくて済むにもかかわらず、複利の力で増えるお金(運用収益)は約400万円も多くなります。

早く始めるほど、自分で用意するお金(元本)が少なく、複利の力で増えるお金(運用収益)が多くなることが一目瞭然です。

目的②:計画的に「子どもの教育資金500万円」を準備したい

大学資金など、使う時期が決まっている教育資金の準備でも、NISAは有効です。ここでもスタート時期の違いが、月々の負担にどう影響するかを見てみましょう。

比較ポイント子ども0歳スタート(18年計画)子ども8歳スタート(10年計画)
毎月の積立額1.5万円3万円
自分で貯めるお金(元本)324万円360万円
複利で増えるお金(運用収益)200万円106万円
最終的な資産合計524万円466万円

【この比較からわかること】
スタートが8年遅れると、目標達成のためには毎月の積立額を2倍にする必要があります。 にもかかわらず、複利の力で増えるお金(運用収益)は約半分になってしまいます。お子さんが生まれたら、たとえ少額からでも早く始めることが、将来の家計負担を大きく減らすことに繋がります。

お子さんが生まれたらすぐにでも少額から始めることで、月々の負担を大きく減らすことができます。

【金額・期間別】あなたの積立プラン早見表

次に、毎月の積立額を基準に、将来の資産額がいくらになるかを見てみましょう。ご自身の家計状況に近いものをご覧ください。

※シミュレーションは手数料・税金を考慮しておらず、将来の運用成果を保証するものではありません。

毎月3万円を積み立てたら?

運用期間利回り3%利回り5%利回り7%
10年後419万円466万円519万円
20年後985万円1,233万円1,563万円
30年後1,748万円2,497万円3,660万円

毎月5万円を積み立てたら?

運用期間利回り3%利回り5%利回り7%
10年後699万円776万円865万円
20年後1,642万円2,055万円2,605万円
30年後2,914万円4,161万円6,100万円

毎月10万円を積み立てたら?

運用期間利回り3%利回り5%利回り7%
10年後1,397万円1,553万円1,731万円
20年後3,283万円4,110万円5,209万円
30年後5,827万円8,323万円12,200万円

【体験ツール】あなただけの未来をシミュレーション!

記事を読むだけでなく、ぜひご自身で数値を入力して、あなただけの未来をシミュレーションしてみてください。金融庁が提供している公式シミュレーターが非常に使いやすく、おすすめです。

金融庁 資産運用シミュレーションはこちら

「毎月の積立額」「想定利回り」「積立期間」を入力するだけで、将来の資産額がグラフで表示されます。数値を少し変えるだけで、未来が大きく変わることを実感できるはずです。

シミュレーションの次の一歩:未来を現実にするために

シミュレーションで投資へのモチベーションが高まったら、次は具体的な行動に移しましょう。

STEP
自分の目標と積立プランを決める

今回のシミュレーションを参考に、「いつまでに」「いくら」必要なのか、そのために「毎月いくら」積み立てるのか、あなた自身の計画を立てましょう。

STEP
プランに合った投資信託を選ぶ

利回り(リスク)や投資対象を考え、あなたのプランに最適な一本を選びます。銘柄選びに迷ったら、こちらの記事が役立ちます。

STEP
お得な証券会社でNISA口座を開設する

手数料が安く、取扱商品が豊富なネット証券がおすすめです。

シミュレーション通りの利回りが出なかった場合はどうなりますか?

シミュレーションで使う利回りは、あくまで過去の実績に基づいた平均値であり、将来を保証するものではありません。実際の運用では、これを上回る年もあれば、下回る年(マイナスになる年)もあります。大切なのは、短期的な市場の変動に一喜憂憂せず、長期的な視点でコツコツと積立を続けることです。そうすることで、価格の変動が平均化され、シミュレーションに近い成果を得られる可能性が高まります。

途中で積立を止めたくなったら、どうなりますか?

もし途中で積立を止めても、それまでにNISA口座で購入した資産は、非課税のまま運用され続けます。ペナルティなども一切ありません。また、いつでも好きなタイミングで積立を再開できます。家計の状況に合わせて柔軟に対応できるのもNISAのメリットです。

このシミュレーションは「つみたて投資枠」だけの話ですか?

このコンテンツで紹介している投資信託は、基本的に「つみたて投資枠」で購入できます。もし「つみたて投資枠」の年間上限120万円を超えて投資したい場合は、「成長投資枠」を使って同じ商品を追加で購入することも可能です。まずは「つみたて投資枠」を基本に考えると分かりやすいでしょう。

NISAと学資保険、教育資金の準備にはどちらが向いていますか?

それぞれにメリット・デメリットがあります。大きなリターンを期待できるのはNISAですが、元本保証はありません。一方、学資保険は元本割れのリスクが低いですが、インフレに弱く、お金はあまり増えません。リスクを許容して積極的にお金を増やしたいならNISA、安全性を最優先するなら学資保険、または両者を目的別に組み合わせるのがおすすめです。

教育資金のように使う時期が決まっている場合、注意点はありますか?

非常に重要なポイントです。教育資金のように18年後などと使う時期が決まっている場合、「出口戦略(現金化のタイミング)」が大切になります。お子様が大学に進学する数年前(例えば高校生になった頃)から、少しずつ利益を確定してリスクの低い資産(預金など)に移し替える「リバランス」を検討しましょう。相場が暴落したタイミングで全額を引き出す事態を避けるための重要な対策です。

まとめ:シミュレーションは、未来を描く「設計図」

ここまで、様々な角度からNISAの運用シミュレーションを見てきました。

  • 早く始めるほど、「複利」の力を最大限に活かせる。
  • 月々3万円でも、30年後には2,000万円以上を目指せる可能性がある。
  • 目的を明確にすることで、必要な積立額が具体的にわかる。

もちろん、シミュレーションはあくまで過去のデータに基づいた予測であり、未来を保証するものではありません。市場が暴落することもあれば、思うようにリターンが出ない年もあるでしょう。

しかし、シミュレーションは、あなたの漠然としたお金の不安を、具体的な目標と計画に変えてくれる、未来の「設計図」です。設計図があれば、たとえ途中で嵐が来ても、目的地を見失わずに航海を続けることができます。

遠い未来の大きなゴールも、すべては「今」始める月々数万円の積立から始まります。まずはシミュレーションで未来のワクワクする資産額を眺め、あなたのペースで資産形成の第一歩を踏み出してみませんか。

NISA口座開設におすすめのネット証券5社

ここからは、NISA口座の開設先として人気の主要ネット証券5社の「推しポイント」をご紹介します。自分に合った証券会社を見つけるための参考にしてください。

NISA口座開設におすすめのネット証券

SBI証券

1,200万口座突破!投資初心者からプロまで、幅広いニーズに応える業界最大手

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  • 業界屈指の低コスト:
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    投資信託は業界トップクラスの取扱数。米国株や中国株など海外投資にも強みを持ちます。
  • ポイントを貯めて、投資に活用:
    多彩なポイントサービスと連携。貯まったポイントで気軽に投資を始められます。
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楽天証券

NISA口座開設数No.1!楽天ポイントで投資もできる!

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  • 初心者にも優しいスマホアプリ:
    シンプルで使いやすい「iSPEED」は、投資初心者でも迷うことなく取引を始められます。
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松井証券

100年以上の歴史と革新性。信頼と先進の証

100年以上の歴史を誇る老舗でありながら、常に革新的なサービスを提供。顧客目線の使いやすいツールや、YouTubeでのユニークな情報発信が魅力です。

  • 1日の取引50万円まで手数料無料:
    「ボックスレート」により、コストを気にせずアクティブな取引が可能です(25歳以下は完全無料)。
  • YouTubeで楽しく投資を学ぶ:
    お笑い芸人を起用した番組など、難しい投資の話をエンターテイメントとして楽しめる独自コンテンツが豊富です。
  • 独自のツールと充実のサポート:
    高機能な取引ツールや、IPOの事前入金が不要なサービスなど、ユニークなサービスが光ります。
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マネックス証券

グローバル投資家を魅了する、先進のテクノロジー

米国株の取扱銘柄数の多さや、高機能な取引ツールに定評があり、特に海外投資に積極的な投資家から高く評価されています。NTTドコモとの連携も強化中です。

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    豊富な個別銘柄情報や詳細なスクリーニング機能で、あなたの銘柄選びを強力にサポートします。
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    電話やチャットはもちろん、オンラインセミナーなども充実しており、安心して投資知識を深められます。
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(旧auカブコム証券) 充実の自動売買と信頼のグループ力

三菱UFJフィナンシャル・グループのネット証券として、安定した経営基盤と充実したサービスが魅力。特に、業界でも評価の高い自動売買機能に強みを持ちます。

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  • 多彩な自動売買機能:
    高機能ツール「kabuステーション」を使えば、時間や手間をかけずに効率的な運用が可能です。
  • Pontaポイントが貯まる、使える:
    投資信託の保有やau PAYカードでの積立でPontaポイントが貯まり、ポイントでの投資も可能です。
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NISAのココが知りたい

※本記事の内容は、執筆時2025年9月のものです。最新情報は各機関や企業の公式サイトをご確認ください。

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