スーパーのレジを通るたび、合計金額を見て驚くことが増えていませんか?
野菜も日用品も、じわじわと値上がりしています。「節約しなきゃ」とは思うけれど、食べるものを削るのは寂しいし、何より健康が心配です。
年金や貯蓄は、老後のための大切な最後の砦。だからこそ、日々の食費や消耗品には、なるべく現金を使わない工夫が求められています。
そこで注目したいのが、株主優待を味方につけた家計管理です。
今回は、投資初心者の方でも安心して選べる、生活に密着した優待銘柄を5つ厳選して紹介します。
【重要】この記事をお読みいただく前に
本記事で紹介する株価や優待内容は、2026年4月時点の情報です。
必ずご確認ください
- 株価は日々変動します
- 優待内容は変更・廃止される可能性があります
- 投資判断の前に、最新の企業IR情報を必ずご確認ください
- 株式投資には元本割れのリスクがあります
株主優待が50代・60代に向いている理由
理由①:現金を使わず生活費を節約
普段の買い物や外食で使える優待券があれば、その分の現金を使わずに済みます。
| 項目 | 優待なし | 優待あり |
|---|---|---|
| 月の食費 | 6万円(現金) | 5万円(現金)+ 1万円分(優待) |
| 年間の節約 | 0円 | 12万円 |
年間12万円浮けば、旅行に行ったり、孫にプレゼントを買ったりできます。
理由②:重いものを運ばなくて済む
お米やお水など、重いものが自宅に届く優待もあります。
50代・60代にとって、重い荷物を運ぶのは体の負担。優待で届けてもらえるのは、想像以上にありがたいものです。
理由③:外食や家事の負担を減らせる
毎日料理を作るのは大変です。たまには台所に立ちたくない日もあります。
外食優待があれば、手元の現金を減らさずに美味しい食事が楽しめます。
優待銘柄を選ぶ3つのポイント
具体的な銘柄を紹介する前に、優待銘柄を選ぶ際のポイントをお伝えします。
ポイント①:自分の生活圏で使えるか
どんなに良い優待でも、使えなければ意味がありません。
- 近くにお店がある
- ネット通販で使える
- 全国チェーンで使える
こうした条件を確認しましょう。
ポイント②:保有条件を確認
優待をもらうための条件は銘柄によって異なります。
| 条件の種類 | 例 |
|---|---|
| 最低保有株数 | 100株以上 |
| 保有期間 | 1年以上継続保有 |
| 権利確定日 | 年1回 or 年2回 |
「買ってすぐもらえる」銘柄と「1年保有が必要」な銘柄があります。
ポイント③:投資金額とのバランス
優待の価値と、必要な投資金額のバランスを見ましょう。
優待利回り = 年間優待価値 ÷ 投資金額 × 100
例:投資20万円で年間優待5,000円分
→ 優待利回り = 5,000円 ÷ 200,000円 × 100 = 2.5%
厳選5銘柄:生活に役立つ優待株
それでは、具体的な銘柄を見ていきましょう。
※以下の情報は2026年4月13日時点のものです。最新情報は各企業のIRページでご確認ください。
1. イオン(8267)|普段の買い物で1%キャッシュバック

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 株価(参考) | 1,724円 |
| 最低投資金額 | 約17万円(100株) |
| 優待内容 | オーナーズカード(買い物金額の1%〜キャッシュバック) |
| 権利確定月 | 2月・8月 |
| 保有期間条件 | なし(買ってすぐ対象) |
特徴
生活圏にイオンがあるなら、これを利用しない手はありません。
オーナーズカードを提示すると、半年ごとに買い物金額の1%がキャッシュバックされます。銀行の金利が少し上がったとはいえ、まだまだ物価上昇には勝てないのが現実。
そんな中で、普段の買い物を変えるだけで確実に1%の現金が戻ってくるのは大きな魅力です。
こんな人におすすめ
- 週に2〜3回イオンで買い物する
- イオンモールをよく利用する
- 将来的に株数を増やして還元率アップを狙いたい
2. ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(3222)|お米が届く嬉しさ

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 株価(参考) | 914円 |
| 最低投資金額 | 約9万円(100株) |
| 優待内容 | 商品券 or 食品詰め合わせ(お米、レトルトカレー等) |
| 権利確定月 | 2月・8月 |
| 保有期間条件 | なし(買ってすぐ対象) |
特徴
関東で丸悦やカスミを展開している企業ですが、近くにお店がない方にも強くおすすめできます。
優待の素晴らしいところは、商品券だけでなく食品の現物がもらえること。例えば、お米やレトルトカレー、ラーメンなどが届きます。
これが年に2回届くのですが、特にお米は重いので、玄関まで届けてもらえるのは本当に助かります。
こんな人におすすめ
- お米を重いと感じている
- 現物優待が欲しい
- 10万円以下で優待投資を始めたい
3. クリエイト・レストランツ・ホールディングス(3387)|年3,000円分の外食券

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 株価(参考) | 765円 |
| 最低投資金額 | 約8万円(100株) |
| 優待内容 | お食事券3,000円分(年間) |
| 権利確定月 | 2月・8月 |
| 保有期間条件 | なし(買ってすぐ対象) |
特徴
ショッピングモールなどに入っている、しゃぶ菜、磯丸水産、デザート王国など、非常に幅広いジャンルのお店で使えます。
使えるお店が多いので、ご家族との食事やお孫さんを連れてのランチなど、使い道に困ることがありません。
10万円以下の投資で、年に2回外食の楽しみが届く。まさに生活に彩りを添えてくれる銘柄です。
こんな人におすすめ
- 外食が好き
- 家族や孫と食事を楽しみたい
- 少額から優待投資を始めたい
4. ライオン(4912)|日用品セットが届く安心感

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 株価(参考) | 1,619円 |
| 最低投資金額 | 約16万円(100株) |
| 優待内容 | 自社製品セット(歯磨き粉、洗剤等) |
| 権利確定月 | 12月 |
| 保有期間条件 | 1年以上の継続保有が必要 |
特徴
優待として、歯磨き粉や洗剤などの日用品セットが届きます。
ただし、ここで1つ大切なルールがあります。この優待をもらうには、株を1年以上持ち続ける必要があります。
これまで紹介した銘柄のように、買って次の権利からすぐに対象となるわけではありません。
しかし、あえて紹介したのは、やはり大手メーカーの安心感と、重い洗剤を届けてくれるメリットが大きいからです。
来年以降の自分へのプレゼントだと思って、じっくりと育てていく。そんな長期投資の第一歩としておすすめしたい銘柄です。
こんな人におすすめ
- 長期保有を前提に投資したい
- 大手企業の安定性を重視
- 日用品を買いに行く手間を減らしたい
5. すかいらーくホールディングス(3197)|ガストで使える食事券

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 株価(参考) | 3,252円 |
| 最低投資金額 | 約33万円(100株) |
| 優待内容 | お食事券4,000円分(年間) |
| 権利確定月 | 6月・12月 |
| 保有期間条件 | なし |
特徴
ガストやバーミヤンなどで使えるお食事券がもらえます。
50代を過ぎると、毎日料理を作るのは大変です。たまには台所に立ちたくないという日もありますよね。
そんな時にこの優待があれば、手元の現金を減らさずに美味しい料理が楽しめます。
お店で食べるのはもちろん、テイクアウトで冷凍餃子などを買ってストックしておくのも賢い使い方です。
家事を頑張りすぎないための心の余裕を、優待で作ってみるのも良いですね。
こんな人におすすめ
- ファミレスをよく利用する
- テイクアウトをよく使う
- 料理の負担を減らしたい
番外編:予算10万円で買えるおすすめ銘柄
TOKAIホールディングス(3167)|ミネラルウォーターが届く

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 株価(参考) | 1,184円 |
| 最低投資金額 | 約12万円(100株) |
| 優待内容 | ミネラルウォーター500ml×12本(選択制) |
| 権利確定月 | 3月・9月 |
| 保有期間条件 | なし |
特徴
優待はいくつか選べるのですが、おすすめは500mlのミネラルウォーター12本セットです。
お水ってスーパーで買うと重くて、運ぶのが本当に大変ですよね。それが年2回、自宅に届くというのは非常に価値があります。
配当利回りも比較的高く、10万円という少額で始められるので、優待デビューの1銘柄目としてもぴったりです。
5銘柄の比較一覧
| 銘柄名 | コード | 最低投資額 | 優待内容 | 保有条件 |
|---|---|---|---|---|
| イオン | 8267 | 約17万円 | 買い物1%キャッシュバック | なし |
| ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス | 3222 | 約9万円 | お米等の食品 | なし |
| クリエイト・レストランツ・ホールディングス | 3387 | 約8万円 | 外食券3,000円 | なし |
| ライオン | 4912 | 約16万円 | 日用品セット | 1年以上 |
| すかいらーくホールディングス | 3197 | 約33万円 | 外食券4,000円 | なし |
| TOKAIホールディングス(番外) | 3167 | 約12万円 | ミネラルウォーター | なし |
優待で浮いたお金の使い方
優待で食費や日用品が浮いたとしたら、皆さんはそのお金をどうしますか?
そのまま通帳に入れておくのも良いですが、できれば今の自分を喜ばせることに使ってみてください。
- 浮いたお金で、ずっと行きたかった温泉に行く
- ちょっと贅沢なランチを楽しむ
- 孫にプレゼントを買う
- 趣味に使う
生活の必需品は優待で賄い、手元の現金は人生を彩るために使う。
これが、50代からの賢いお金の回し方だと私は思います。
株主優待投資の注意点
注意点①:優待は変更・廃止のリスクがある
企業の業績や方針により、優待内容は変更・廃止される可能性があります。
対策
- 優待だけを目的にせず、配当や業績も確認
- 複数銘柄に分散する
- 定期的に優待情報をチェック
注意点②:株価変動リスクがある
優待で年間5,000円得ても、株価が5万円下がれば意味がありません。
対策
- 長期保有を前提に
- 業績が安定した企業を選ぶ
- 優待目的でも、企業の財務状況は確認
注意点③:権利確定日に注意
権利確定日の直前は、株価が上がりやすく、直後は下がりやすい傾向があります。
対策
- 権利確定日の直前に慌てて買わない
- 早めに購入して長期保有
- 複数の権利確定月に分散
優待投資を始める具体的なステップ
証券口座を開設
まだ証券口座を持っていない方は、開設から始めましょう。
おすすめ証券会社
- SBI証券
- 楽天証券
- マネックス証券
予算を決める
生活防衛資金を除いた、投資に回せる金額を決めます。
例:投資に回せる金額50万円の場合
– イオン:約17万円
– ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス:約9万円
– クリエイト・レストランツ・ホールディングス:約8万円
– TOKAIホールディングス:約12万円
合計:46万円(予算内)
権利確定日を確認
購入後、次の権利確定日がいつかを確認します。
| 権利確定月(例) | いつまでに買えば良いか |
|---|---|
| 2月末 | 2月の最終営業日の2営業日前 |
| 8月末 | 8月の最終営業日の2営業日前 |
購入する
証券会社のサイトやアプリから、銘柄コードを入力して購入します。
優待を楽しみに待つ
権利確定から2〜3ヵ月後に、優待が届きます。
よくある質問
まとめ:1番大切な資産は健康
株主優待を活用すると、数年後の家計の余裕が大きく変わる可能性があります。
でも、最後にお伝えしたいのは、1番大切な資産は健康だということです。
- 優待で家事を楽にして
- 浮いたお金で心を満たす
- そんな風に自分を大切にする
そのための手段として、投資を役立てていただければと思います。
- 証券口座を開設する(まだの方)
- 自分の生活圏で使える優待を探す
- 予算を決めて、1銘柄から始めてみる
重い荷物を運ばなくて済む。外食を気兼ねなく楽しめる。日用品代が浮く。
こうした小さな積み重ねが、老後の生活を豊かにしてくれます。
※本記事の内容は、執筆時2026年4月のものです。最新情報は各機関や企業の公式サイトをご確認ください。


