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定年退職を控え、セカンドライフへの期待が膨らむ一方で、「お金のことは大丈夫だろうか…」という不安もよぎりますよね。特に、これまで給与から天引きされていてあまり意識しなかった「健康保険」について、退職後はどうなるのか、保険料はいくらになるのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。
「保険料が高くて、年金生活を圧迫したらどうしよう…」 「どの保険に入るのが、一番損しないんだろう?」
ご安心ください。定年後の健康保険にはいくつかの選択肢があり、ご自身の状況に合わせて最適なものを選ぶことで、負担を大きく減らすことができる可能性もあります。
この記事を読めば、定年後の健康保険の「3つの選択肢」が明確に理解でき、ご自身のケースでは「どの選択肢が最もお得か」を判断できるようになります。正しい知識を身につけて、安心して豊かなセカンドライフの扉を開きましょう。
会社を退職した後、日本の公的医療保険制度では、何らかの健康保険に必ず加入する必要があります。会社員でなくなる場合の選択肢は、大きく分けて以下の3つです。
「名前は聞いたことあるけど、何が違うの?」と感じた方も多いでしょう。次の章で、一番気になる「保険料」に焦点を当てて、それぞれの違いを詳しく見ていきましょう。
3つの選択肢の中で、どれを選ぶかによって保険料は大きく変わります。ここでは、具体的なケースを交えながら、どの選択肢が金銭的に有利になるのかを徹底比較します。
多くの方が悩むのが、この2つの比較です。結論から言うと、「退職後1年目は任意継続、2年目以降は国民健康保険の方が安くなるケースが多い」です。その理由は、保険料の計算方法の違いにあります。
【具体例】年収800万円で60歳定年退職した場合(東京都江戸川区在住)
| 任意継続(協会けんぽ) | 国民健康保険(国保) | |
|---|---|---|
| 計算の基になるもの | 退職時の給与(上限あり) | 前年の高い所得(800万円) |
| 保険料(月額) | 約3万1,000円 | 約6万6,000円 |
| 年間差額 | – | 約42万円も高い! |
※2025年度の保険料率で試算(介護保険料含まず)
このように、退職した最初の1年間は、前年の高い所得がそのまま反映される国民健康保険よりも、上限のある任意継続の方が保険料を大幅に抑えられるのです。
ただし、これはあくまで特定の条件下でのシミュレーションです。 例えば、ご自身が加入している健康保険組合が独自の保険料率を設定している場合や、退職前の収入が高くない場合は、最初から国民健康保険の方が安くなる可能性も十分にあります。大切なのは、この例を鵜呑みにするのではなく、必ずご自身の状況で両方の保険料を比較・確認することです。
なお、退職して収入がなくなった2年目には、国民健康保険料の計算基準となる前年所得が下がるため、2年目からは国民健康保険の方が安くなる可能性が高くなります。その場合は、任意継続を途中でやめて国民健康保険に切り替えることも検討しましょう。
もし条件に当てはまるなら、最もメリットが大きいのがこの選択肢です。なぜなら、保険料の自己負担がゼロ円になるからです。
被扶養者になるための主な条件(60歳以上の場合)
「夫が妻の扶養に入るなんて…」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、これは全く珍しいことではありません。例えば、妻が年下でまだ会社員として働いている場合など、この条件を満たすケースは十分に考えられます。まずは条件に当てはまるか確認してみましょう。
「自分の場合は一体いくらになるの?」と気になった方は、以下の方法で具体的な金額を確認できます。
健康保険を選ぶ際、保険料の安さだけに目を奪われてはいけません。万が一、病気やケガで高額な医療費がかかった場合の「給付内容」も非常に重要な判断基準です。
そこで知っておきたいのが「付加給付」という制度です。
「付加給付」とは?
大企業などが運営する健康保険組合が、独自に設けている手厚い医療費補助制度です。
通常、医療費が高額になった場合、「高額療養費制度」によって自己負担には上限が設けられていますが、付加給付があると、その上限額がさらに低くなります。
例えば、一般的な所得(※1)の方の自己負担上限が約9万円(※2)のところ、付加給付によって2万円~3万円程度に抑えられる組合も少なくありません。
※1 「一般的な所得」とは、2023年における50~59歳の標準報酬月額の平均値 約34~35万円(出典:政府統計の総合窓口)としています。
※2 高額療養費制度において、69歳以下の場合では、「※1」の標準報酬月額の区分は28万円~50万円に該当し、自己負担上限額は【80,100円 + (総医療費 – 267,000円) × 1%】という計算式で算出されます。本例では、総医療費をがんによる公的医療保険適用前の入院費用の平均である約60~180万円(出典:(公財)生命保険文化センター「2022(令和4)年度 生活保障に関する調査」)より、中央の120万円がかかったと仮定して計算しています。この場合、自己負担額は89,430円となり、その結果がおおよそ9万円前後となるため、記事内では目安としてこの金額を記載しています。ご自身の収入やかかった医療費によって上限額は変動します。
この「付加給付」は、国民健康保険にはない、健康保険組合ならではの大きなメリットです。そして重要なのは、任意継続をすれば、この付加給付も原則として2年間引き継ぐことができるのです。
ご自身が健康保険組合に加入している場合は、退職前に組合のホームページなどで付加給付の有無を確認し、保険料とのバランスを考えて選択することをお勧めします。
長期的な視点で医療費を考える上で、70歳を境に「高額療養費制度」の内容が大きく変わることも知っておきましょう。
| 年齢 | 69歳まで | 70歳から(一般所得の場合 ※) |
|---|---|---|
| 外来 | 上限なし(合算ルールあり) | 個人ごとに月1万8,000円(年間上限14.4万円) |
| 入院 | 月 約9万円(※前章参照) | 世帯で月5万7,600円(外来費と合算) |
| ポイント | 窓口負担2.1万円以上でないと合算不可 | 金額に関わらず複数の医療費を合算できる |
※ 「一般所得」とは、70歳以上の方のうち、住民税の課税所得が145万円未満の方などを指します。現役並みの所得がある方(課税所得145万円以上など)や、住民税非課税世帯の方は、上限額が異なります。
一番のポイントは、70歳以上になると、外来だけの自己負担限度額が低く設定されることです。これにより、持病などで定期的に通院が必要な方の負担が軽くなります。定年後のライフプランを考える上で、こうした年齢による制度の変化も頭の片隅に入れておくと安心です。
ここまで、定年後の健康保険について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
最後に、最も大切なことをお伝えします。それは、「誰にとっても一番良いという絶対の正解はない」ということです。最適な選択は、あなたの収入状況、家族構成、そして何よりも健康状態によって一人ひとり異なります。
この記事を参考に、ぜひ以下の3つのアクションを実行してみてください。
【安心なセカンドライフへの3ステップ】
正しい知識を武器に、ご自身でしっかりと比較検討すること。それが、保険料で損をせず、安心して医療を受けられる豊かなセカンドライフへの最も確実な第一歩です。
※本記事の内容は、執筆時2025年9月のものです。最新情報は各機関や企業の公式サイトをご確認ください。
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