【新NISA】積立額の平均や目安は?月々いくら積み立てるべき?
新NISAがスタートし、多くの人が新NISAで毎月いくら積立をしているのか気になっているのではないでしょうか。そこで、この記事では、新NISAの積立額などについて解説していきます。
- 新NISAの積立額の平均
- 新NISAの積立額の目安
- 新NISAの積立額は変更しても良いのか
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新NISAの積立額の平均は?
オカネコの調査によると、新NISAの平均積立額は58,628円(※1)です。しかし、この金額はあくまで平均であり、ご自身の状況に合わせて積立額を検討することが重要です。
年代別の積立額は、20代が4万円台、30代以上が5~6万円台となっています。
2024年4月(回答者:600人) | |
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平均積立額 | 58,628円 |
20〜29歳 | 42,000円 |
30〜39歳 | 56,102円 |
40〜49歳 | 61,606円 |
50〜59歳 | 59,069円 |
60〜69歳 | 64,630円 |
70歳以上 | 53,182円 |
Instagramでのアンケート調査(※2)では、月数千円~1万円の人が全体の9%を占めています。月3万円以下の人も全体の3割程度となっています。
- 月数千円から1万円未満が9%
- 月1万円から3万円が20%
- 月3万円から5万円が30%
- 月5万円以上が41%
※中央値としては月約4万円が目安
※1 オカネコ「新NISAの利用意向調査」より
※2 Instagramアカウント「小林亮平@BANK ACADEMY(お金の学校)」実施のアンケート結果より
年代別・目的別に見る、最適な積立額
20代:将来の資産形成に向けて
20代は収入が低い場合が多いですが、長期的な視点で積立投資を行うことで、将来の資産形成に大きく貢献できます。少額から始め、収入の増加に合わせて積立額を増やしていくのがおすすめです。
30代:ライフイベントに備えつつ、資産を増やす
結婚、出産、住宅購入など、ライフイベントが多い30代。これらのイベントに備えつつ、資産を増やすためには、安定的な積立投資が重要です。毎月の収入や支出を考慮し、無理のない範囲で積立額を設定しましょう。
40代:老後資金の準備を本格化
老後資金の準備が本格化する40代。積立投資に加え、余裕資金がある場合は、まとまった金額を投資する「スポット購入」も検討してみましょう。
50代以降:安定的な資産運用を
退職後の生活を支える資産を安定的に運用することが重要です。リスクを抑えつつ、安定的なリターンが見込める投資信託などを選びましょう。
新NISAの積立額の目安は?
積立額を決める3つのポイント
- 毎月の手取り収入の5~10%を目安に:無理のない範囲で積立額を設定しましょう。
- 最低6ヵ月分の生活費は確保:万が一の事態に備え、生活費は必ず確保しておきましょう。
- 余裕資金でスポット購入も検討:資金に余裕がある場合は、スポット購入も有効な手段です。
新NISAの積立額は、手取り収入の5%~10%が目安です。
例えば、手取り収入が30万円の場合、その5%から10%は月1.5万円から3万円となります。この範囲で積立を開始し、余裕ができたら増額するのが賢明です。無理に積立額を増やすと、生活に支障が出てしまい、積立を続けられなくなる可能性があります。
積立額を決める前に、生活防衛資金を確保することが大切です。生活防衛資金とは、リストラや長期入院など収入が減った際に備えるための資金で、最低限の生活費の半年から2年分を用意しておく必要があります。生活防衛資金や将来資金を除いた余裕資金で積立を始めましょう。
少額の積立でも、長期間続けることで大きな成果を得ることができます。例えば、月5,000円の積立を30年間続けると、年利5%で元本180万円に対し、利益が約236万円に達します。これは複利効果のおかげです。
新NISAの積立額は変更しても良い?
新NISAの積立額は、途中で変更してもOKです。ただし、相場の下落に合わせて積立額を増やすのはNGです。なぜなら、積立投資のメリットは、相場の動きに左右されずに、コツコツと積立を続けられる点にあるからです。
相場の動きを気にして積立額を変更すると、精神的に疲れてしまい、積立をやめてしまう可能性があります。余裕資金が増えたタイミングで積立額を増やすのは良いでしょう。
まとめ
- 新NISAの平均積立額は月58,628円(※1)
- ただし、月数千円~1万円の人も全体の9%を占める(※2)
- 無理のない積立額は、手取り収入の5%~10%が目安
- 相場の下落に合わせて積立額を増やすのはNG
- 余裕資金が増えたタイミングでの増額はOK
新NISAの平均的な積立額は月約58,628円(※1)ですが、無理に積立額を増やすことは避け、手取り収入の5%から10%を目安に始めましょう。また、生活防衛資金を確保した上で、余裕資金を使って積立を続けることが大切です。
この記事を参考に、自分に合った積立額を設定して、新NISAを有効活用しましょう。
※1 オカネコ「新NISAの利用意向調査」より
※2 Instagramアカウント「小林亮平@BANK ACADEMY(お金の学校)」実施のアンケート結果より
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※本記事の内容は、執筆時2024年7月のものです。最新情報は各機関や企業の公式サイトをご確認ください。