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本記事は、財務分析や銘柄選びの視点を学ぶための「情報提供」を目的として作成されています。記事内で紹介している具体的な銘柄は、特定の金融商品の売買を推奨・勧誘するものではありません。 また、記載されている株価、利回り、財務数値などのデータは執筆時点の目安であり、常に変動しています。株式投資には元本割れなどのリスクが伴います。最終的な投資の意思決定は、必ずご自身で最新の企業IR情報や株価チャートをご確認の上、ご自身の判断と責任(自己責任)において行っていただきますようお願いいたします。
前回の記事で、配当金による「自分年金」作りが50代・60代にとって有効な選択肢だとお伝えしました。
「それなら高配当ETFを買えばいいのでは?」
確かに、ETFは手軽に分散投資ができる優れた商品です。しかし、パッケージ商品である以上、こんな側面もあります。
中には業績が振るわない企業も含まれている。減配リスクの高い銘柄も一部混在している。自分では選ばない企業にも自動的に投資することになる。
「老後を支える大切な資産だからこそ、納得のいく企業だけに投資したい」
そう考える方もいるでしょう。今回は、そんなこだわり派の方に向けて、財務状況や配当方針の観点から注目される7つの銘柄を紹介します。
今回紹介する銘柄は、単純な利回りランキングではありません。50代・60代が老後資金として保有するなら重視したい、3つの基準で選んでいます。
自己資本比率が高い、有利子負債が少ないなど、財務の健全性を重視します。
配当が増え続けることで、現金の価値が目減りするインフレに対抗できます。
株主還元への強いコミットメントがあるかを確認します。
それでは、カテゴリー別に見ていきましょう。
まずは、不況が来ても経営が揺るがない財務体質を持つ企業からです。

注目ポイント:
リクスの最大の特徴は、DOE(株主資本配当率)を採用していることです。
多くの企業は「利益の何%を配当に回すか」を決めますが、リクスは「資産の何%を配当に回すか」を決めています。つまり、一時的に利益が減っても、資産がある限り配当が減りにくい仕組みです。
この企業は産業機械メーカーで、鉄鋼、自動車、食品など幅広い業界の工場に機械を卸しています。特定業界が不況でも他でカバーできる分散効果があります。
117年連続黒字という実績が、この安定感を物語っています。

注目ポイント:
自己資本比率80%後半という数字の凄さが分かるでしょうか。一般的な合格ラインが40%程度と言われる中、その倍以上です。
さらに有利子負債はゼロ。つまり実質的な無借金経営です。
清掃機器という地味なビジネスですが、この鉄壁の財務があるからこそ、不況時でも無理なく配当を出し続けられます。
「地味こそ最強」を数字で証明している企業と言えるでしょう。

注目ポイント:
マンション向け内装ドアで国内トップクラスのシェアを持つ企業です。
リフォーム需要という底堅い市場に支えられており、自己資本比率も70%を超えています。
中国事業のリスクから株価が割安に放置されがちですが、その分、配当利回りが高くなる傾向があります。財務健全性とブランド力を兼ね備えた実力派です。
| 銘柄 | 自己資本比率 | 借入 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| リックス(7525) | 50%台 | 低い | DOE採用、幅広い業界に供給 |
| 蔵王産業(9986) | 80%後半 | ほぼゼロ | 無借金経営、清掃機器 |
| ニホンフラッシュ(7820) | 70%超 | 低い | 高シェア、リフォーム需要 |
次は、配当が増え続けることでインフレに対抗できる銘柄です。

注目ポイント:
現時点での配当利回りは3%前後と控えめです。しかし、この企業の真価は成長力にあります。
中古車オークション会場を運営し、手数料を得るビジネスモデル。場所を貸して手数料を取るため、営業利益率は驚異の50%超です。
この高い利益を株主還元に回し、25期連続で増配を実現しています。
増配の威力(シミュレーション):
仮に年率5%で増配が続いた場合:
| 経過年数 | 配当金(購入時=100) | 取得価格ベース利回り |
|---|---|---|
| 購入時 | 100円 | 3.0% |
| 5年後 | 128円 | 3.8% |
| 10年後 | 163円 | 4.9% |
| 15年後 | 208円 | 6.2% |
今の利回りは低くても、持ち続けることで利回りが育っていくタイプの銘柄です。

注目ポイント:
ユー・エス・エスと同じく連続増配銘柄ですが、こちらは26期連続。増配期間では日本トップクラスです。
リース・ファイナンス事業を展開する大企業で、売上高は兆円単位。安定感が違います。
PBR(株価純資産倍率)が1倍前後ということは、株価が割高ではなく、比較的安全な水準で購入できる可能性があります。
配当利回りも高水準で、安定した配当を受け取りながら、毎年の継続的な増配も期待できます。50代・60代のポートフォリオにおいて、バランスの良い銘柄の一つです。
| 銘柄 | 連続増配期間 | 現在の利回り | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ユー・エス・エス(4732) | 25期 | 控えめ | 高成長、利回りが育つ |
| 三菱HCキャピタル(8593) | 26期 | 高水準 | 安定感と増配の両立 |
最後は、誰もが知る大型株で、守りと攻めの役割を果たす銘柄です。

注目ポイント:
何と言っても注目すべきは、「減配しない」という公約です。
三井住友フィナンシャルグループは、累進配当政策を掲げています。これは、「配当を維持、または増やす」という株主への約束です。
メガバンクという業態の安定性に加え、この明確な還元方針があるため、長期で安心して保有できる王道中の王道と言えます。
PBRが1倍を超えているのは、市場がこの企業の株主還元姿勢を評価している証とも言えるでしょう。

注目ポイント:
配当利回り4%超という魅力的な数字ですが、海運業は市況の影響を受けやすく、株価の変動が激しい傾向があります。
ポートフォリオのメインにするにはリスクがありますが、全体の一部(10〜20%程度)に組み入れることで、受け取り配当金を大きく底上げできます。
リスクを理解した上で付き合う「大人の銘柄」と言えるでしょう。
| 銘柄 | 利回り水準 | 安定性 | ポートフォリオでの役割 |
|---|---|---|---|
| 三井住友フィナンシャルグループ(8316) | 中程度 | 非常に高い | 守りの中核 |
| 商船三井(9104) | 高い | やや低い | 攻めのスパイス |
改めて、今回紹介した7銘柄を一覧で見てみましょう。
| カテゴリー | 銘柄名(コード) | 主な特徴 | 利回り水準 |
|---|---|---|---|
| 鉄壁財務 | リックス(7525) | DOE採用、117年黒字 | 3%後半 |
| 鉄壁財務 | 蔵王産業(9986) | 自己資本比率80%超、無借金 | 安定的 |
| 鉄壁財務 | ニホンフラッシュ(7820) | 高シェア、自己資本比率70%超 | 高め |
| 連続増配 | ユー・エス・エス(4732) | 25期連続増配、営業利益率50%超 | 3%前後 |
| 連続増配 | 三菱HCキャピタル(8593) | 26期連続増配、兆円企業 | 高水準 |
| 王道大型 | 三井住友フィナンシャルグループ(8316) | 減配しない公約 | 安定的 |
| 王道大型 | 商船三井(9104) | 高利回り、変動大 | 4%超 |
どれだけ優良な銘柄でも、買い方を間違えると失敗します。
相場全体が下がれば、優良株も一緒に下がります。高値掴みを避けるため、時間分散が重要です。
推奨する買い方:
「100株単位で買うと金額が大きすぎる」という方は、単元未満株サービスを使いましょう。
| 証券会社 | サービス名 | 特徴 |
|---|---|---|
| SBI証券 | S株 | 1株から購入可能 |
| 楽天証券 | かぶミニ | 少額から始められる |
| マネックス証券 | ワン株 | 手数料も比較的安い |
よくある疑問:「1株でも配当はもらえる?」
はい、もらえます。保有株数に応じた配当金がしっかり支払われます。
例:配当100円/株の銘柄を10株保有 → 1,000円の配当金
同じ業種ばかりに偏ると、その業種が不調の時に全体が影響を受けます。
分散の例:
個別株投資には、ETFにはないリスクがあることも理解しておきましょう。
不祥事、経営判断ミス、業績悪化などで株価が急落する可能性があります。
どんなに優良な企業でも、経営環境の激変で減配や無配になる可能性はゼロではありません。
極めて稀ですが、可能性としては存在します。
リスク軽減策
タイミングは各自で判断してください。株価水準、市場環境、自身の資金状況などを考慮する必要があります。時間分散がおすすめです。
いいえ。気に入った銘柄を2〜3銘柄選ぶだけでも構いません。自分のリスク許容度に合わせて選びましょう。
財務に問題がなく、減配していないなら、むしろ買い増しのチャンスと考えることもできます。ただし無理は禁物です。
企業によって異なりますが、年1〜2回が一般的です。権利確定日に株を保有していれば、配当を受け取る権利が得られます。
はい。成長投資枠で個別株を購入でき、配当金も非課税になります。
今回紹介した7銘柄は、それぞれ異なる強みを持っています。
個別株投資の醍醐味は、自分で選ぶ楽しさにあります。
企業の事業内容を調べ、財務状況を確認し、「この会社なら応援したい」と思える企業に投資する。配当金が入るたびに、「この企業のおかげだ」と実感できる。
ETFにはない、この楽しさと納得感が個別株投資にはあります。
もちろん、調査の手間やリスクもあります。「やっぱり面倒だ」と思ったら、ETFに戻るのも一つの選択肢です。
大切なのは、自分に合った方法で、無理なく長く続けることです。
※本記事の内容は、執筆時2026年2月のものです。最新情報は各機関や企業の公式サイトをご確認ください。
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